シンマンソン学舎でのワークショップ

日程 毎年6月頃(12〜13日間)
費用 約¥475,200(前年の例)
*航空券(スカンジナビア航空)、燃油サーチャージ、空港税、消費税、宿泊代、食事代(シンマンソン3食、ストックホルムホテル朝食付)、講習材料込み。*自由行動にかかる費用は自己負担です。
定員 14名

アナンダのグループ旅行の特徴は、手作りをする人達やそこに住む人達との「交流」、そしてその土地の「暮らし」を少しでも体験することです。旅をガイドする人はいません。観光らしい観光はありませんが、人々の暮らしを肌で感じられる旅です。

広い麦畑と緑豊かな丘陵が広がるオステルヨートランド州のオーデショーという小さな町のはずれにある、シンマンソン学舎*に宿泊しながらスウェーデン羊毛を使ったワークショップを体験。地元の人々との交流やテキスタイルデザイナーのアトリエの訪問、アンゴラウサギの牧場へ散歩・・・。

ワークショップでは、北欧の伝統的な編み物、スウェーデン織り、刺繍、紡ぎ、フェルト、昔ながらのボタン作り、キノコ染めなどを計画しています。 スウェーデン産の羊毛とオステルヨートランド社の糸をふんだんに用意し、機材/道具類も揃っています。

手を動かす事の楽しさを共有できる仲間達と寝食を共にして、織ったり、編んだり、紡いだりして過ごします。広々とした工房とこぎれいな部屋、ダイニングルームがあるシンマンソン学舎*、そこにウッラカーリンさん*とご主人のボリエさん、そしてその友人達の心からの歓迎が加わって、より居心地の良い空間になっています。

教えてくれるのは、特別な作家や先生ではなく、全てウッラカーリンさんの友人達。地元の人たちと作品持ちより交流もあります。美しいスウェーデンの静かな村の人々と一緒に過ごす時間を存分にお楽しみ下さい。

お問い合わせ、ご予約は、アナンダ山梨本社まで、お電話(0551-32-4215)か、メールでお願いします。

ウッラカーリン(Ulla-Karin)について

テキスタイルデザイナーのウッラカーリンはパートナーのボリエさんとオステルヨ ートランド紡績会社を経営しています。日本でも販売している毛糸、羊の模様柄の毛 布はあまりにも有名です。彼女とは第1回から一緒に旅行を計画している友人です。 回を重ねるごとに関係も深まり、インドにも一緒に旅行し、お互いのグループがインドで合流しています。日本にも毎年来日。スウェーデンの手工芸の作家たちを紹介す る活動を続けています。

スウェーデンでのワークショップや交流会は彼女の友人達や彼女の住む村の人たち の協力のおかげで充実し、毎年スウェーデン旅行はとても好評です。

*「シンマンソン学舎(スロイドヴィッラン)」に宿泊

スウェーデン語でスロイドヴイッラン(Slojdvillan)の意味は「手工芸をする人たちが 集まる家」です。1889 年にもっと若者に手工芸や園芸に興味を持ってもらいたいとシンマンソン氏(kinmanson)が建てたものです。その後、村の集会場になってしまったのですが、ウッラカーリンさんが8年前に受け継ぎました。内部の改装はご夫婦2人で少しずつ行っています。まさに手作りの家です。みなさんが7日間、寝食を共にし、織りや編み物、染めなどのワークショップを行う場所です。1階は天井が高く広々とした講習の部屋と食事室と台所、2つのシャワールームの設備。2階は宿泊施設、ベッドルームが5部屋あります。場所はオステルヨートランド州(Östelgotland)のエーデスヘーグ(Ödeshog)の町外れの教会の隣にあり、まわりには麦畑と牧草の 緑豊かな丘陵が広がっています。6月は1年で一番日が長く、朝早くから夜遅くまで 外は明るく、本当に美しい季節です。朝の散歩はとても気持ちが良いですよ。その中で時間を気にしないで自分の好きな事に没頭できる素晴らしい環境です。毎日の食事は、ウッラカーリンの娘スティーナが家庭料理(とてもおいしいと評判です) を作ってくれます。彼女は管理栄養士です。ウッラカーリンとご主人のボリエさん、彼女の親しい友人達の心からの歓迎が、よりその空間を居心地よくしてくれます。

シンマンソン学舎での講習について

ワークショップで使用する材料のすべては旅行の費用に含まれています。 講習内容は北欧の伝統的な編み物(ノールビンディング、クロシェット)スウェーデ ン織り、織り機もいろんなタイプの物を揃えています。伝統的な刺繍、昔ながらの麻 糸を使ってボタン作り、地元で取れたキノコを乾燥させての染め、ボビンレースなど を行います。もちろん紡ぎもできます。スウェーデン産の羊毛やオステルヨートランド社のカラフルなウールの糸、麻糸、錫のコイル、ウールの布(ヴァドマル)を用意 しています。それに必要な道具類も揃えています。みなさんが前から作ってみたいと 気になっている事があれば遠慮なく提案して下さい。出来る事は何でも教えてくれま す。教えてくれる皆さんは特別な作家や先生ではありません。ウッラカーリンの友人 達です。その中でもレーナさんは(ウッラカーリンの30年来の親しい友人、学校で 美術工芸を教えています。)ワークショップの中心的な存在でアイデアが豊富でなんでも知っていて頼りになる人です。他の人達もとても丁寧におしえてくれます。 白夜の静かな村で、スウェーデンの人達と一緒に過ごす10日間をおおいに手を動か し楽しみましょう。

だいたいの日程

1日目 成田発〜コペンハーゲン経由〜ストックホルム着 (ストックホルム2泊)
2日目 ストックホルム滞在。自由行動。
3日目 ストックホルムを出発バスで移動。途中リネンの工場へ寄る。 夕方シンマンソン学舎に到着。 (シンマンソン学舎9泊)
4日目 午前中オステルヨートランドの紡績工場と ギャラリー(ブリットマリーの展示会)アトリエ見学。 午後からレーナのワークショップ始まる。 いろんなワークショップを同時進行します。
5日目 午前中、地元のヘーダ村手作り市へ行く。午後ワークショップ。 きのこ染めや他の手仕事を続ける。
6日目 終日ブリットマリーによるニットのワークショップ。
7日目 レーナのワークショップ。織り、ニット、刺繍、パッチワークなど。
8日目 ヨンショーピングの町へ。レーナの家でワークショップと食事会。 合間に近所のセコンドハンドショップ(ロッピース)へ行く。
9日目 終日ワークショップ。やりかけの手仕事を続ける。
10日目 ワークショップ最終日。夕方村の人たちと交流会。
11日目 早朝バスで出発、コペンハーゲン空港へ。帰国へ。
12日目 成田着