夏の講習会でできること

紡ぎ

紡ぎ

まずはこれがアナンダの講習の中心です。しっかりと紡毛糸の構造が解ってから紡げるようになると、後はどんな糸でも自由な広がりを楽しめます。紡ぎは、自転車乗りの練習のように身体が会得していく順序が練習のコツです。全員が出来ます。

織り

織り

リジッドばたでフリースマットやマフラーなど何でも好きなものを織ります。またイリアスルームでベルトひも、織り木枠でショルダーバッグなど、手ごろな大きさのはたを使って、実際に役に立つ物を織りましょう。

フェルト作り

フェルト作り

フェルト作品を作りながら、フェルト化の原理をまず理解します。いちど訳が解ると、無駄な労力も使わないし造形も意のままです。巨大フェルトマット、帽子、バッグ、靴、スリッパ、ベストなどの他、自分のアイディアなど好きなものを作って下さい。

フェルト作り

巨大フェルトマット

数人がかりで作る羊毛製の巨大なマット。でき上がりの迫力は格別です。何も知らずに、いきなりこれにチャレンジしてもオーケー!ぜひ体験して下さい。

染める

染め

ウール、シルクを染める酸性染料、植物染料、藍染め、それぞれの染まる原理が解りますので、家に帰ってから台所で自由に染められます。まるで料理の様に皆を幸せにする実用の技術です。飽きた衣類も変身、無駄が無くなり、エコで経済的。

藍染め

賢い藍染め

アナンダの「賢い藍染めセット」を使って、藍染めの原理を解りながら、手軽に藍染めを楽しめます。簡単で手も汚れません。だから「賢い」のでした。こちらもぜひ、体験して下さい。

アナンダの夏の講習会の本当の目玉は??

正直に言うと、夏の講習会の最大の目玉は「紡毛糸の紡ぎ方の習得」です。夏の講習会は、「紡ぎ」「織り」「 染め」「 フェルト」の基本的な4つからやりたい事を好きにチャレンジする講習会ですが、実を言うと「紡ぎ」以外は、人がやっているのをチラッと見ているだけで、材料さえあれば家でもできる、かもしれません(!?)。ですが、紡ぎだけは、見るだけでは、なかなか練習のコツはつかみにくいのです。

日本だけでなく、ニュージーランド、英国、スウェーデンなど、紡毛糸に到達しないまま、自分は紡げると信じている人がどこでも出会います。もちろん、自転車を補助輪付きで乗っていて、乗れるつもりで居るのも良いのですが、補助輪無しの快走を知らないままではもったいない。一生ものですので、この機会に習得しましょう。すると、自分の糸の表情を何倍も広く表現できる様になります。羊毛の房をカードしないでスイッと紡げるようになって、紡ぎの作業が能率的で明るく、おおらかな快感に変わります。

3日間の講習で、合理的な練習の階段を教えます。人に頼らず自分の感覚と力で一段ずつ昇っていき、自分の神経回路の必要繰り返し回数(個人差があります)をこなせば、最後は全員到達します。